出産内祝いの相場とは?贈る際の注意点や手渡しする際の流れについて詳しく解説します!

出産内祝いの相場とは?贈る際の注意点や手渡しする際の流れについて詳しく解説します!

出産祝いをいただいた際は、出産内祝いを贈るのが一般的なマナーです。しかし、高額なお祝いをいただいた場合や親戚からお祝いをいただいた場合など、状況に応じてどのような内祝いを選ぶべきなのか、難しく感じるケースもあります。

本記事では、出産内祝いの相場や相手や金額の違いによる目安、出産内祝いを贈る際の注意点について解説します。また、出産内祝いを手渡しする際の流れについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

はれたね編集者

 

出産内祝いの相場とは?

出産内祝いを選ぶ際、お祝いをいただいた額の半分程度を返すのが一般的です。これは、感謝の気持ちを形にする伝統的な慣習とされており、相手への敬意を示す行為と考えられています。

また、目上の方からのお祝いや高額な贈り物を受け取った場合は、その3分の1程度でお返しするようにしましょう。この慣習は出産内祝いに限らず、内祝い全般の相場となります。

 

出産内祝いの相場の目安

次に、相手や金額による相場の目安を解説します。

  • 相手による相場の目安
  • 金額による相場の目安

それぞれについて詳しくみていきましょう。

 

相手による相場の目安

ここからは、お祝いをいただいた相手別の相場について解説します。

両親の場合

両親からの出産祝いの相場は、一般に3万〜5万円の範囲で考えられるケースが多いです。これは孫や子どもの新たなスタートを心から祝福する気持ちの表れです。

そのため、お返しは受け取った金額の3分の1程度、つまり1万円〜16,000円程度を目安に選びましょう。また、贈り物に新生児の写真や心温まるメッセージカードを添えると、感謝の気持ちをより深く伝えられます。

 

親戚の場合

親戚からの出産祝いは、その関係性の深さによって贈られる金額に大きな違いがありますが、一般的には5,000円〜1万円程度が相場とされています。とくに、祖父母や従兄弟、叔父叔母などからの贈り物は、家族間の絆を表すものです。

受け取ったお祝いに対しては、感謝の気持ちを込めて半額程度の品物でお返しするのが一般的であるため、2,500円〜5,000円前後の品を選びましょう。

 

兄弟姉妹の場合

年上の兄弟姉妹へは3分の1程度、年下の兄弟姉妹には2分の1程度の金額を目安にお返しするのが一般的です。しかし、日常の交流の深さや、住んでいる場所の距離などによってもお返しの形はさまざまです。

親しい関係であればあるほど心を込めた出産内祝いが喜ばれ、慣習の枠を超えた特別な贈り物を選ぶ方もいます。大切なのは、出産の喜びを共有し、お互いの幸せを願いながら、適切なお返しを選ぶことです。

 

友人の場合

友人からの出産祝いに対する内祝いは、2,000円〜5,000円程度の金額が相場とされています。この範囲内であれば、ブランドのスイーツや個性的なデザインのアイテムなど、受け取る側が喜ぶハイセンスな品物を選ぶことも可能です。

友人との関係性やその人のライフスタイル、趣味を考慮して品物を選びましょう。たとえ相場内の金額であっても、心を込めて選ぶことで、贈り物はより特別なものになります。

 

職場関係の場合

職場のグループからの贈り物の場合、一人当たりの相場は1,000円程度であるため、500円程度のプチギフトや共有できるお菓子を選びましょう。また、個別に上司から高額な出産祝いをいただいた場合は、5,000円程度の品をお返しとして選ぶのが一般的です。

もし、お祝いの額が高かった場合は、受け取った金額の3分の1程度のお返しが適切です。これは、贈り手の気持ちを尊重しつつ、感謝の意を表すための慣習とされています。

 

金額による相場の目安

次に、金額による相場の目安を解説します。

少額なお祝いをいただいた場合

お花や小さなおもちゃなど、心温まる贈り物には、500円から1,500円程度のプチプラギフトで応えるのがおすすめです。金額の大小にかかわらず、メッセージカードを添えて心からの感謝を伝えることが、相手にとって大きな喜びとなります。

このように、贈り物へのお返しを通じてお祝いの気持ちを大切にすることで、人と人とのつながりを深めることができます。

 

高額なお祝いをいただいた場合

高額な出産祝いを両親や年配の方から受け取った場合、半返しする必要はなく、3分の1程度のお返しで構いません。高額なお祝いは、赤ちゃんの誕生を心から喜び、家族としての新しいスタートを支援したいという深い愛情と願いから来ている場合が多いです。

この場合、金額にこだわるよりも、贈り主の気持ちに応える形で感謝の意を示すことが重要になります。お礼状やメッセージカードに心からの感謝をつづり、赤ちゃんの写真を添えることで、その気持ちをより具体的に伝えられます。

 

金額がわからない場合

お祝いをいただいた際に、その品物の正確な価格がわからない場合もあります。このような状況では、インターネットで似たような商品の価格を調べることも1つの方法です。

しかし、最も重要なのは、お祝いをいただいた方への感謝の気持ちをどのように伝えるかです。正確な金額を知ることができない場合は、一般的に受け入れやすいとされる1,000円から3,000円程度の品物でのお返しを検討してみてください。

 

出産内祝いを贈る際の注意点は3つ

次に、出産内祝いを贈る際の注意点について解説します。

  • 贈る時期
  • 贈り物の選び方
  • 熨斗(のし)の正しい作法

それぞれについて詳しくみていきましょう。

 

1.贈る時期

出産内祝いを贈る場合は、赤ちゃんが生まれてから1ヶ月頃が最適な時期とされています。地域や家庭によって慣習は異なるものの、生後2ヶ月までには贈ることが望ましいです。

出産後のバタバタとした時期を考慮し、出産前に贈り物の選定や宛先のリストアップなどの準備を進めておくとスムーズです。また、遠方に住む親戚や友人には、手渡しするのが難しいため、ギフト専門の配送サービスを利用するのも1つの方法です。

 

2.贈り物の選び方

次に、贈り物の選び方について解説します。

相手の好みに応じて選ぶ

両親や親戚には赤ちゃんの写真入りのアイテムや体重米、縁起物など、心からの喜びを分かち合えるギフトが好まれます。上司や目上の方へは、普段手に取らない高級タオルや選ぶ楽しみのあるカタログギフトがおすすめです。

また、近所の方や職場の同僚には、小分けしやすい個包装のお菓子やコーヒーが喜ばれます。親しい友人やママ友には、最新のスイーツや名入れの特別なギフトを選ぶことで、共に喜びを分かち合うことができます。

同じ内祝いを複数の方に贈る場合は、新しい家族の一員を紹介する方法として赤ちゃんの名前入りのアイテムもおすすめです。

なお、贈り物にも最適なお米のギフトが気になる方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

関連記事:【2024年最新版】パッケージがかわいいお米ギフト15選|実用的でかわいいお米ギフトの選び方もご紹介!

 

不向きなものは贈らない

贈り物に適していない、不向きなものは避けましょう。たとえば、縁を切ることを意味する刃物や、弔事に使われる緑茶、香典返しに使われる石鹸や洗剤などは避けた方が無難です。

さらに、櫛も「苦」や「死」といったネガティブなイメージを持つため避けた方が賢明です。これらの品物を贈るのは避けた方が良いですが、過度に神経質になる必要はありません。大切なのは、贈る相手への思いやりと、お祝いの気持ちを伝えることです。

 

3.熨斗(のし)の正しい作法

次に、熨斗の正しい作法について解説します。

熨斗の選び方

出産は何度あってもおめでたいことであるため、何度でも繰り返し結べる蝶結びが適しています。この蝶結びは、繰り返しの喜びや幸せを象徴しており、出産の祝い事にふさわしいとされています。

一方で、結び切りの熨斗は、「これで最後」という意味が含まれており、出産のような繰り返し祝われるべきイベントには不向きです。誤って結び切りの熨斗を選んでしまうと、マナー違反と捉えられてしまいかねません。

 

内のしと外のしを使い分け方

出産内祝いを郵送する場合は、包装紙の内側に熨斗をあしらった内のしを使用します。これは、贈り物の郵送中に外側の装飾が損なわれるのを防ぐためです。

一方、相手に直接会って贈り物を手渡す場合は、包装紙の外側に熨斗をかける外のしを選びましょう。この伝統的なマナーは、贈り物の形式を重んじ、丁寧な心遣いを表すためのものです。

 

表書きの書き方

「のし上」には「出産内祝」または「内祝」と記載し、贈り物の目的を明確にします。一方、「のし下」には、出産内祝いの主役である子どもの名前を入れ、ふりがなを添えることで読みやすくしましょう。

これは、子どもの命名披露という側面も兼ね備えています。このような配慮は、贈る側の心遣いと礼儀を示すものであり、受け取る側にとっても喜ばれるマナーです。

 

出産内祝いを手渡しする際の流れ

次に、出産内祝いを手渡しする際の流れについて解説します。

  • 手提げ袋を準備する
  • 相手方と日程を調整する
  • 一言添えて渡すように注意する
  • のしの向きに注意する

それぞれについて詳しくみていきましょう。

 

1.手提げ袋を準備する

品物のサイズや重さにかかわらず、手渡しする場合は、紙袋や専用の手提げ袋を使用して運ぶのが礼儀です。この行為は、贈り物を丁寧に扱う姿勢を示すとともに、受け取る側の印象を良くする効果があります。

また、手提げ袋は、贈り物の外観を引き立て、お祝いの場にふさわしい華やかさを添えます。贈り物を袋に入れる際は、のしを付けたり、ラッピングを施したりして、心を込めて準備することが大切です。

 

2.相手方と日程を調整する

出産内祝いを贈る相手と事前に会うことができる日程を確認しておきましょう。とくに、目上の方と調整する場合には、お相手のご都合や体調に合わせて日程を決めることが大切です。

また、訪問予定日の前日には、最終確認の意味も込めて「明日、〇時頃にお伺いさせていただきます」と再度連絡を入れておくとより丁寧な印象が与えられます。

 

3.一言添えて渡すように注意する

出産内祝いを手渡しする際は、紙袋から品物を取り出し、渡すときに一言添えて渡すことが大切です。この時に「お返しを持ってきました」という表現は避け、「この度は温かいお祝いをありがとうございました。少しですが、感謝の気持ちを込めてお持ちしました」と伝えるようにしましょう。

出産内祝いは、受け取った出産祝いへのお返しという側面もありますが、本質的には新しい命の誕生を共に喜び、その幸せを分かち合うためのものです。

 

4.熨斗の向きに注意する

熨斗の文字が相手から見て読める向きにする必要があります。紙袋から品物を取り出し、相手に渡す前に、自分ではなく相手側に熨斗の文字が向くように調整しましょう。

また、贈り物を渡す際は両手を使い、敬意を込めてお渡しすることが礼儀とされています。対面で座っている場合は、まず品物を自分の前に置いてから、熨斗の文字が相手に向くように軽く回転させてから渡します。

 

出産内祝いの相場でよくある3つの質問

最後に、出産内祝いの相場でよくある質問について紹介します。

  • 質問1.出産内祝いを贈るのが遅れた場合はどうするべき?
  • 質問2.お祝いを現金でいただいたときは?
  • 質問3.出産祝いをあとからいただいた場合は?

それぞれについて詳しくみていきましょう。

 

質問1.出産内祝いを贈るのが遅れた場合はどうするべき?

出産内祝いの贈り物が遅れてしまった際は、まずは心からのお詫びを伝えます。育児の忙しさや体調不良など、避けられない理由で内祝いの時期を逸してしまった場合でも、誠意をもって対応することで理解を得やすくなります。

内祝いを送る前に、電話やメッセージなどで連絡を取り、遅れてしまったことへのお詫びと、内祝いを送る旨を伝えましょう。さらに、内祝いの品と一緒に、お詫びと感謝の気持ちをつづったお礼状を同封することで、贈る側の誠実さが伝わります。

 

質問2.お祝いを現金でいただいたときは?

出産内祝いを現金で返すのはやめておきましょう。その理由は、贈った金額が相手に伝わってしまうため、相手を不快にさせる可能性があるためです。

もし、何を贈れば良いのか迷う場合は、カタログギフトがおすすめです。これは受け取った方が自分の好みに合わせて商品を選べるため、喜ばれる可能性が高くなります。

また、カタログギフトは贈る側も金額を知られる心配がなく、カタログ内で相手が望むものを選べるため、両者にとって満足度の高い選択といえます。

 

質問3.出産祝いをあとからいただいた場合は?

出産祝いを後からいただいた場合は、そのお祝いに対して感謝の気持ちを込めて内祝いを贈るのが望ましいです。通常、出産祝いは赤ちゃんが生まれてから1ヵ月以内に贈るケースが多いですが、情報が届くのが遅れたり、さまざまな事情でお祝いが後から届くこともあります。

このような場合でも、お祝いをいただいたことへの感謝の意を示すために、受け取ってから1ヵ月以内に内祝いを贈りましょう。

 

まとめ

本記事では、出産内祝いの相場や相手や金額の違いによる目安、出産内祝いを贈る際の注意点、出産内祝いを手渡しする際の流れについて解説しました。

出産内祝いを選ぶ際は、お祝いをいただいた額の半分程度の品を選ぶのが一般的なマナーです。また、目上の方からのお祝いや高額な贈り物を受け取った場合は、その3分の1程度でお返しするのが推奨されています。

ただし、これはあくまでも目安であるため、相手への感謝と敬意を持って、相手に喜ばれるものを選ぶことが大切です。

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